SORAIRO MAGAZINE

悩みに悩んでFujifilm XF23mm F1.4を手放すことにした!その理由と作例

悩みに悩んでFujifilm XF23mm F1.4を手放すことにした!その理由と作例

Fujifilmの広角寄りの単焦点レンズXF23mmF1.4 R LM WRを手に入れてから約1年半。キレイな写りをし写真にも動画にも使える便利なレンズだったのですが、手放すことにしました。簡単な作例とともに手放す経緯もお伝えし、購入を検討中の方の参考になれば!と思います。

Fujifilm XF 23mm F1.4はこんなレンズ

2022年2月にリニューアルをする形で発売開始されたレンズで、解像性能やAF性能が改善されたことに加え、防塵防滴にも対応。
様々なシーンで活躍できるレンズとして人気を集めています。

レンズの主な仕様

焦点距離: 23mm(フルサイズ換算35mm相当)
最短撮影距離: 19cm
最大撮影倍率: 0.2倍
重量: 375g
サイズ: Ø67mm×77.8mm

解像感があってシャープな写りをしてくれるレンズ

リニューアル前のレンズを使ったことがないので比較はできないのですが、商品説明にもある通り、解像感がありシャープに写ってくれるレンズという印象でした。
ただ、この辺りは好みがあるので、以前のレンズの方が好みだった!みたいな声もあるかもしれません。

AFが早くて静か!画角的にも動画撮影にも最適

特に動画を撮る時に使っていたりしたのですが、AFがスムーズで静かなのでレンズの音を拾って編集しないといけない!みたいなことを感じたことはありませんでした。
ただ、自分はYouTubeに動画を投稿するみたいな用途で使っていた訳ではなく、家族で共有する動画を撮っていただけなので、本格的に編集をするとなると気になるところが出てくる可能性はあります。

寄れるレンズとしてテーブルフォトなどでも活躍

フルサイズ換算で最大撮影倍率が0.3倍と寄れるレンズであることもXF 23mm F1.4 の特徴と言えるでしょう。

XF 23mm F1.4を使って撮った写真を紹介

空港で撮った写真はフィルムシュミレーションを使ったjpgの撮って出し。
それ以外は、rawで撮ってLightroomでレタッチをしています。
中部国際空港セントレア
カメラ: Fujifilm X-T5
絞り値(F値): F2.0
シャッタースピード: 1/125sec
ISO: 800
中部国際空港セントレアで飛行機を撮ってみた
カメラ: Fujifilm X-T5
絞り値(F値): F2.5
シャッタースピード: 1/1000sec
ISO: 125
中部国際空港セントレア
カメラ: Fujifilm X-T5
絞り値(F値): F2.0
シャッタースピード: 1/1000sec
ISO: 125
名古屋市千種区の本山の交差点
カメラ: Fujifilm X-T5
絞り値(F値): F2.8
シャッタースピード: 1/2000sec
ISO: 500
本山交番
カメラ: Fujifilm X-T5
絞り値(F値): F2.8
シャッタースピード: 1/1000sec
ISO: 320
テーブルフォトの参考にシュークリームを撮影
カメラ: Fujifilm X-T5
絞り値(F値): F5.6
シャッタースピード: 1/80sec
ISO: 2500
個人的にフルサイズ換算35mm前後の画角があまり得意ではないのですが、子供が産まれてからは寄って撮影をすることができたので、それまでよりさらに活躍をしてくれるレンズとなりました。

いいレンズなのに何故手放すことにしたのか?

良い写りをしてくれて、動画にも活用でき、寄れるので色々なシーンで使えるレンズであると感じているのに何故手放すことにしたのか?
それは以下の理由からでした。

現在持っているレンズと用途が被ってしまっていて活躍の機会が少ない

XF18-55mmF2.8-4とXF23mmF1.4
現在XF18-55mmF2.8-4 R LM OISという標準ズームレンズを所有していて、写真かつ動画を撮る!という用途において、役割が被ってしまっていたというのが、XF23mmを手放すことにした最大の理由。
もちろんXF23mmの方が寄れますし、明るいレンズということもあるのですが…
そもそもF値1.4付近で撮ることは少なかったというのと、寄れることよりも色々な画角で撮ることができるというメリットの方が大きかったのです。
これは、外出時にいくつもレンズを持ち歩くみたいなことをしない自分の撮影スタイルによりXF18-55mmの方がマッチしていたのだろうと思っています。

X-E4と一緒に使うには少しサイズが大きかった

X-E4をサブ機として購入し、フルサイズ換算の35mmくらいの画角で写真の練習をしたいなぁ!と思っていたのですが、X-E4で使うには少し大きくて重かったというのも大きな理由の一つ。
特にサイズ感も重要で、カバンの中に入れるのではなく、常にハンドストラップをつけて持ち歩くみたいなことがしづらいのも難点でした。
XF23mm F1.4のサイズ感について
左がX-E4につけることが多いフォクトレンダーの35mm。右がXF23mmF1.4。
X-E4にXF23mmF1.4をつけた様子
実際にX-E4につけてみたのですが、ハンドストラップをつけて持ち歩くのはあまり現実的ではなさそうでした。
XF23mmF1.4にレンズフードをつけた様子
特にレンズフードを装着するとこのようにレンズが圧倒的な存在感を出すくらいのサイズ感になってしまうんですよね。
また、X-E4が315gという重量なので、それよりも重いレンズをつけてしまっては、取り回しの良いカメラを買っていつも外出する時に持って行く!という目的が果たせなくなってしまいます。

気になるレンズがあったのでその資金にしたかった

そして何より、X-E4にもつけることができて、換算35mm付近のレンズで!と探している中で気になるレンズが出てきたため、そちらを購入するための資金確保をするために、売却することにしました。

どんなレンズと入れ替えをすることにしたのか?

色々とレンズを探している中で
X-E4にもつけることができて換算35mm付近のレンズ
という枠からは少しずれてしまったのですが、2つのレンズをお迎えすることにしました。

7artisans 25FXB 25mm F1.8

フォクトレンダーのNOKTON 23mm F1.2を購入したしよう!と思いカートに入れるところまでは進んでいたのですが
フルサイズ換算35mmという画角が苦手なので使う機会が上がらないことを懸念したのと、次に紹介するTAMRONのレンズが気になってしまったことを理由に、X-E4につけるレンズはグッと予算を下げ7artisansのレンズを購入することにしました。
1万円前後で手に入れることができるので、フォクトレンダーを再度売却したとしても、こちらの方が痛手は少ないという判断でした。
またオールドレンズっぽい写りも気になったんですよね。
このレンズで23mmを練習して、自信が持てたらフォクトレンダーの方を再検討しようかな?という、気持ちはあります。

TAMRON 18-300mm F/3.5-6.3

え?XF18-55mmと役割被りそうじゃない?と思われたかもしれませんが、望遠レンズを今まで試したことがなく、広角からカバーできるズームレンズの存在を知り、購入することに決めました。
もちろんXF18-55と被りそうではありますが、より重く大きいので覚悟を決めて望遠寄りで撮る!と決めた時に持ち出そうかな?とおもっています。
望遠の単焦点やFujifilmの純正のズームレンズも検討したのですが、焦点距離や価格、サイズ含め諸々を検討した結果、TAMRONの18-300mmを買ってみることにしました。

XF23mm F1.4のレビューをご覧頂きありがとうございました

まず、これからXF23mm F1.4を購入される方や現在使っている方で、読んで残念に思ってしまったらごめんなさい。
ただ、レンズが悪いのではなくて自分の撮影用スキルの問題が大きくて、23mmの単焦点だけで外出するという機会が少なかったから手放すことにしたのです。
今ある他のレンズたちをフル活用して、35mmの画角に自信が持てるようになったら再度購入することもあるかもしれません。
そんな時が来ると良るように、そらまがでも練習している様子もご紹介していければ良いなぁと思っていますので、引き続きこのブログを、よろしくお願いします。
それでは今回も最後までそらまがにお付き合い頂きありがとうございました。また次回の更新もお楽しみに!
A

Akira Tsuboi

Webアプリの開発の仕事をしながら、写真を撮ったりすることを楽しんでいます。買ってみたもの・行ってみたところ・作ってみたものなどやってみて良かったことを中心に「そらまが」を通じて発信中。メインカメラ: Fujifilm X-T5 サブカメラ: Fujifilm X-E4